こんなところに行って!こんなもの?食べました。見つけました。

回遊魚のように、うろうろしてながら 見つけた 私目線の 『美味しもの・びびびっと来たもの』を記録していきます。

再び 食道楽の大阪を実感。 法善寺横丁 正弁丹後 のお造りの盛り付けに感動。

 B級グルメにうつつを抜かして、寄り道をした挙句、本来の目的である

再び、法善寺の水かけ地蔵様にお参りを無事にすませ、

大阪友人の案内で 法善寺横丁の日本料理店へ行くことになりました。

法善寺は沢山の人で賑わってます。

 

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法善寺横丁は平成14年に一度目の旧中座の解体工事現場の爆発事故から火災に巻き込まれ 隣接する南側の19店舗が被害にあった。 復興のめどがついた矢先に 平成15年、横丁の天ぷら屋さんから出火した二度目の火災が発生。

横丁路地南側の17店舗延べ約435平方mが焼けた。幸いにして横丁の中心にある法善寺は辛うじて難を逃れたものの、復興の際に狭い横丁の路地が現行の建築基準法の規制にかかる為、再建にあたっては現状2.7メートルの路地幅を4.0メートルに広げる必要があったが、情緒ある風情を残そうとする文人、芸人、地元の人々の運動や30万人を超える人々の署名活動もあり、特例を適用(行政・自治体も粋な計らいをしたものです。)

被災前の狭い道幅を維持したまま再建されることになったそうです。(すごい!)

さまざまな苦難を乗り越え、町の風情を損なうこうとなく 現在の姿を楽しませてくれる法善寺横丁の関係者の皆様には頭が下がる思いです。

東京だったら、規制を遵守するのが優先され、当時の姿を残すのは難しいでしょうね~。

と感慨にふけっているうちに

目的地 「正弁丹吾」に到着。 とても有名なお店なので、

記念写真を撮影。

ちなみにお店の名前の由来をHPより抜粋。

 

織田作之助作「夫婦善哉」の中にもご紹介のありました
 「正(ただ)しく」   「弁(わきま)える」
 「丹(まごころ)のある」「吾(わたくしども)」の「亭(みせ)」
 

 

たたずまいに恐れを無してしまい、一元さんはとても入店に勇気がいりますね~。 

 

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地元友人のエスコートで何とか 入店。

カウンター席をリクエストして着席。 緊張感は全く解れず、

旬のお刺身を進められるままに 注文完了。 

東京弁なので、おのぼりさん丸出しで。。。 回りのお客さんと浮いてる気分。

とそわそわしているうちに、お刺身登場。

 

なんとも身の置き場がなく、

こころもとなかったのですが、お造りの盛り付けの「美しさ」を見て

そんな不安と緊張は飛びました。

 

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お刺身は平皿に盛る!もの。と固定観念があったのですが、
こんな風に鉢皿に盛りつけされたお造りはなんて美しい!のでしょう。
彩の野菜が良いバランス!
 
関東のお造りは単品で別々に注文しても、
平皿に大胆で豪華に見えるよう一緒に盛り付けしてくださることが
多いのですが、こんな風に鉢皿に 一品一品丁寧な盛り付けを見ると
料理の様式美ともいうのでしょうか? 考え方の違いを痛感します。
 
 
次は 里芋の煮物
 
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薄味ながらも下ゆでがきちんと処理されているので、ぬめりもなく、
箸を入れやすい。
自然と頬がほころびます。
蓋つきの器。 里芋を引き立てます。
 
今回は食べ歩きなので、正弁丹吾 さんでの最後の一品は
お豆腐料理。

 

ゴマ豆腐に餡が載った一品。

日本酒と相性バッチリ。 お酒がどんどん進みます。

というわけで、食べるのに夢中で、写真撮影を忘れてしまいました。

お行儀が悪いのですが、とりわけ後のお皿はこんな感じ。
 
 
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陶器のとりわけスプーン(御匙)が上品です。
 

まったりしているうちに、いつの間にか回りが騒がしくなってきて、

予約のお客様がぞくぞくとやってきます。

そろそろ次のお店に移動となり、お会計。

意外にもリーズナブルなお値段でさらにびっくり。

老舗割烹ということで格式もあるし、接待に利用される人が多いのも頷ける。

ほんの1時間あまりの滞在でしたが、緊張感あふれる有意義な経験でした。

 

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